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建築家の黒川紀章氏が急にお亡くなりになったんですね、、、驚きました。
建築界以外では例の選挙でのドクO−中松ばりの(あ、、この方も発明界ではすごい方なんでしょうが?)”変わった人”みたいなイメージが強いのかもしれないですね?(汗)。 黒川さんは丹下健三門下で、「メタボリズム論」などスケールの大きな都市計画を提唱し、戦後建築界をリードされてきました。 メタボリズム論とは、建築をユニット化したものを年数に応じて取り替えることで、耐用年数に対応しようという試みです。 人間の細胞も、メタボリズム(新陳代謝)しています、これを建築に置き換え、都市スケールで考えられていたものです。 このメタボリズムのユニットキューブを実現したものが、中銀カプセルタワービルです。 ![]() ここでは、トイレ、バス、洗面、ベット、収納が一体となったキューブがポコポコ付いています。初期計画ではこのキューブを取り替えることで、建物はメタボリズム(新陳代謝)し、本体は長い耐用年数が得られるはずだったのですが、、、取り壊されるらしいです(もう、取り壊されたのか?)。実はキューブではなく、配管設備の交換スペースが狭く、取替えが上手くいかなかったらしいと聞いたのですが?アカンヤン(汗)。 このキューブの寸法は、2.7X3.9Mで、日本間の4畳の広さになります。黒川デザインの根底には”日本的なもの”があり、この広さもかなり狭いのですが、4畳という”茶室”を意識した広さで、人間工学に基ずく寸法でなく、精神的に感じる寸法の広さを意識したそうです。 この丸窓も茶室っぽいですが、この窓のカーテンの役割のものに、カメラのファインダーのような絞り機能のものがついていて採光を調節できるようになっていたらしいのですが、上手くいかなく取り外したようです、、、おもしろい発想ですよね!(ジャン・ヌーベル設計のフランスにあるアラブ世界研究所のデザインはもしかしたら、これからなのか??) 黒川作品で思い出に残っている建物は、現在では取り壊されてしまいました大阪心斎橋のソニータワーです。 ![]() 以前働いていた設計事務所がこの近くで、昼食後はよくブラっと立ち寄りました。たぶん2、3階はソニー商品のショールームで、4、5階には雑貨屋さんみたいなのが入っていて、外国の珍しいお菓子とか香水などの雑貨がありました。一番上の階には月変わりでアートなどの展示スペースがあり、楽しみでした。そして屋上階には室外機などの設備機器があり、その少しのスペースにデッキテラスがあり、ここで休憩してました。この建物のトイレ空間(画像では角に縦に並んでいるキューブ)は、メタボリズム論に基ずくコックピットのような空間で、このトイレ空間のキューブ自体が耐用年数に合わせて、建物本体とは別に取替え可能な設計となっています。このトイレも女性用は真オレンジ一色空間で素晴らしかったですね。 外観デザインも、心斎橋のランドマークとして機能していました。 大阪の国立文楽劇場も黒川作品では印象深いです。 ![]() この外壁仕上げの精度の高さは、黒川さんならではだと思います。又、"文楽”という伝統芸術を踏まえた上での抑えたデザインが利いています。 最近では国立新美術館がありました。 ![]() このガラスの外皮のデイティールは美しいです。円錐デザインが、黒川さんの作品ではよく出てきますが、少し重厚すぎて、現代の建築デザインの主流である”軽い”感じはありません。しかし、ある種の重厚さがなければ、黒川作品ではないような気がします。 そういえば、黒川さんは伊藤豊雄さんから「もう、引退されたほうがいい」という手紙を貰ったと何かで聞いたのですが、、、建築も時代の流れがあるんでしょうね、、、、。 黒川さんは、夫人が若尾文子さんなので、それが一般の人にも広く名前が知られた理由だと思います。 最近の選挙活動は奇行のように建築界では受け取られていました。 しかし、黒川さんが建築家を志したのは、戦後子供の頃に、父親と一緒に名古屋に向かう電車の車窓から建物のない焼け野原の景色を見て、父親が 「よし、俺が建築家になって建物を建て復興しよう!」 という言葉を聞いたから、らしいです。 黒川さんの世代は戦後の復興を強く意識していたので、自分が直接政治に携わり、都市計画に関わりたかったんではないでしょうか? メタボリズム(新陳代謝)からシンビオシス(共生)へと、建築哲学も移行されていきましたが、根底には古来からの日本の思想を意識されていたようです、、、インターナショナルスタイルを批判して、自分の哲学を構築されていたのは凄いです。 最近一般に広く知られている建築家は安藤忠雄さんだと思いますが、安藤さんのコメントが平易なのに対して(もしかしたら大阪弁の効果もあるのかも?)、黒川さんのコメントは専門用語などが多く、分かりにくかったのかもしれないです。 純粋な気持ちから、都市計画を捉えていたのに、それが奇行にしか映ならかったのは残念です、、ご冥福をお祈りします。 |
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9月に「DEAN」の感想を書きたかったのですが、時間がなく、まだ全然まとまっていません(汗)、、映画の感想を書くのはかなり時間が必要なので、今回もデザイン関連記事の更新にしました
。少し前の新聞記事や、NHKの「美の壷」で、携帯ストラップは現代版の「根付」であるという事が述べられていました。 根付とは、江戸時代から巾着や煙草入れ、矢立など帯に挟んで持ち歩く時に、抜け落ちないように提げ物の緒の先に付ける留め具でした。 ただ用途のみの留め具でも十分ですが、江戸時代の人々は、根付に精巧な装飾を施しました。 しかし、根付は留め具という実用品ですが、携帯ストラップの意味はなんなのでしょうか? 斯くいう私も携帯ストラップの意味は深く考えないまま、半分手作りで製作したものを付けています 。![]() かなり以前から使用している携帯なので、携帯自体のデザインは旧式ですが(携帯のデザインの移り変わりのスピードは早いですね、、) 本体のベピーピンクに合わせて同じ色合いのビーズで繋ぎ部分を製作し、先端の水晶みたいなガラス球に銀龍がからまっているのは、なにかの先端がとれたのが??家にあったのでなんとなく付けました。魔除けのお経を小さく書いています。この球の透明部分に光が溜まるような感じが、お気に入りです 。自分の体験から、このストラップの実用性は、鞄の中をゴゾゴソ探す時に、この球が手に当たるので見つけやすいことぐらいでしょうか、、、。 根付にも魔除けのような意味合いもあったようです、、昔から日本の文化として、このようなあまり見えない部分に(着物の裏地なども)装飾を施すことは多々あったのでしょうね。 根付は、あらゆる角度からも鑑賞でき、角度によっては全く別の物に見える物もあるそうです。 下記は動物形態の根付です。 (天球と番のねずみ)象牙、高さ4.5cm ![]() (瓢箪に龍)象牙、高さ4.7cm ![]() (戌)黒檀、高さ2.7cm ![]() (猿)黄揚、高さ4.5cm ![]() (かごの中で寄り添う2匹の子猫)象牙、高さ2.4cm ![]() (たぬき)象牙、高さ4.5cm ![]() なんだか、手で撫でたいような愛らしいものもあります、、最後のたぬきの顔がなんとも、、、ぷぷっ 。「美の壷」の解説にもあるように、根付は使いこんだ”なれ”を楽しむものでもあるそうです。(なれとは年月を経た根付が変色したり人が使い込んだことで、すり減ったり、なめらかになった状態) 現在の日本での携帯ストラップの普及は、古来からの根付文化の影響もあるのかもしれないですね、、、。 (まだバタバタしているので、更新はスローぺースになります。) |
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